子どもの防犯研究所 -4ページ目

子どもの被害件数(罪種別)

平成17年上半期における子どもの被害件数を罪種別に
被害に遭う割合の高い層を就学別の人口当たりで見ると、殺人では未就学児童が高く、
略取・誘拐では小学生が高くなっている。


就学別の犯罪被害件数




これは、犯罪件数の実数を示している資料なだけに、「何でなの?」「じゃぁ、どうすればいいのよ」っと、ツッコミを入れたくなるんですが、とにかく、


就学前の子どもは、殺人事件が多く、

小学生の子どもは、略取・誘拐が多い  ことが分かります。






参考:

http://www.npa.go.jp/toukei/keiji24/hanzai.pdf

子どもの被害件数(場所別)

平成17年上半期において子どもの就学別に犯罪の被害に遭う割合が高い場所について見ると、未就学児童については共同住宅、一戸建住宅及び道路上が高く、小学生、中学生については駐車(輪)場と道路上が高くなっている。


場所別被害発生件数(就学別)




また、罪種別に子どもが被害に遭う割合が高い場所について見ると、殺人、強姦については共同住宅、略取・誘拐については道路上が高くなっている。


場所別被害発生件数(罪種別)






このデータを見ると、就学前の子どもは、自宅周辺にいる時に犯罪にあっていることが分かります。

また、小学生は登下校中の道路で犯罪にあっている分かります。(推測含む)





犯罪は、生活の中で起きていることが分かります。

だからこそ、生活空間の中で、一人一人が子どもに目を向けて、地域の中で子どもを育てていくことが大切なのだと思います。


大人の目で見守って、子どもを育てていくことで、子どもの安全も守られるのだと思います。





参考:

http://www.npa.go.jp/toukei/keiji24/hanzai.pdf

本:子どもを守るためのバイブル

子どもを守るためのバイブル―いま大人がすべきこと

子どもを守るためのバイブル 」 ¥1,260 (税込) を購入しました。






空手家の方が執筆されていることもあって、まず最初に、不審者に遭遇した際の防衛策(腕をつかまれた時の振りほどき方等)が載っています。



他にも、子どもにかかわる事件や事故について幅広く書かれている一冊です。

最近、当研究所が手にした防犯関係の本の中では、読みやすい内容・書き方になっています。




子どもの防犯について考えていただく為に、この本はオススメできます。

(親子で読める・実践できる内容になってます。)







今後、この本の中で、伝えられることがあったら、このブログで報告していきたいと思います。
ご期待ください。

1年経っても

1年前の今日。

「子どもの防犯研究所」は、ネット活動を開始しました。




今日は、ちょうど1年目。





しかし、昨日、また悲惨な事件が起きてしまいました。








この1年で、何が変わったのでしょうか。

「子どもの安全」は守っていけないのでしょうか・・・。





一人ひとりは「子どもの安全」を願っているのですが、どうにもその願いが繋がっていかないような気がします。



・・・防犯のネットワーク。





子どもを守ることについて、もっともっと考え、取り組み、人と人が繋がっていかなければならないのだと感じています。









こんな「子どもの防犯研究所」なんて、なくても良い「子どもの安全が守られる社会」が、1日も早く来ることを願います。

(・・・難しいのかもしれないけれど。。。)

奈良女児誘拐・殺害事件より1年

奈良市の小学校1年生の女の子が誘拐・殺害された事件から今日で1年になります。



この卑劣で身勝手な犯罪は決して忘れてはならず、二度と起こしてはならない事件です。




当「子どもの防犯研究所」は、この事件をきっかけにネット活動を始めたようなものですので、これからもこの悲惨な事件を忘れることなく、広く防犯についての知識を皆さんと共に考えていきたいと思っております。









これからも11月17日を忘れてはなりません。




彼女の冥福を祈ります。